自閉症スペクトラム(高機能に特化)のある人とそのご家族をサポート

りじったー

2014/02/19「どんだけの久しぶりのりじったーです。」

おととしの12月から『認定NPO』法人格を取得する為に京都市役所に住民票を移そうかと思う位、市役所に行き来、税理士さんとの相談回数、数知れず・・・
書類・書類・書類・書類・書類の日々
7月に京都市条例指定第1号で承認を受け、8月に京都府控除対象に承認を受け、9月に
『認定NPO法人ノンラベル』と、国から認証を受ける事が出来た。
 
もう承認、認証が下りるだろうと先が見えた7月の上旬に風邪、ギックリ腰、喘息、ヘルペスを
次々と発症、痛みと闘う事、約1ヶ月、事務局をこんなに長く休んだのは活動開始以来
初めてで、多くの方に迷惑をおかけしました。
(おまけとして、年末年始も風邪で3週間休み・・・)
 
今は、完全に復帰、元気にしております!
 
と、今日はこの事がメインではなく『多剤大量処方』について書きたい。
 
先月、面談活動も再開して以来、これでもかと言う位、相談者さんは「多剤大量処方」の方ばかり。
私は医師でも薬剤師でも無いので、服薬指導、助言は出来ない。
しかし、発達障害の方の支援を始めて13年、お薬の話しは避けては通れない。
 
『発達障害を無い事にするお薬など無い』
 
お薬が処方されているのは、ベースに発達障害があり、その事の特性で生まれてから多くの
ストレスを受け、神経・精神症状を二次症状で出された方たちである。
 
不安感が強い、睡眠障害、イライラ感、暴言、暴力、暴れる、物を壊す、摂食障害、解離性障害、などなど。
 
これらの症状が延々と続く当事者さん、辛いよね。
また、苦しむ本人さんに何をして良いのかわからない家族さんも辛いよね
 
で、医療に行くと、暴言、暴力、暴れる事が「出来ない」ように、抗精神薬で過鎮静をかけられる。
確かに、多くのお薬を大量に服用すれば、暴れ「られなく」なる。
その代償として、表情が無くなり、話さなくなり、食事もとらなくなり、延々と寝ていたり・・・
生物学的には生きているのかも知れないが、人として生きているといえるだろうか。
その上、お薬の副作用として、死にたくなって自殺未遂やリストカット、大量服薬。
服薬するまでは自殺念慮などなかったのに。
服薬するまで、一切、暴力、暴れるなど無かったのに、服薬して以降、今まで感じた事の無い
不安感の増強、攻撃性の高まりが起きたり。
 
何の為の服薬なんだ。
 
禁忌されてる重ね処方で、1日に30錠~60錠の服薬などザラである。
これは、ヒトゴロシである。
 
障害特性で翻弄され、服薬で翻弄され・・・たまったもんじゃない。
 
そして診断名はお決まりの「統合失調症」である。
 
発達障害が有るか無いかは『生育歴』を丁寧に聞けば、乳幼児期に既にエピソードがあるんだよ。
 
医療で「生育歴」を丁寧に聞く時間、人、がいないのであれば、どうぞ当会をご利用ください。
障害は病気では無いので、本来は医療範疇では無いのである。
しかし、神経・精神症状が出ている方には、部分として医療にチームサポートをお願いする。
(向精神薬を全面的に拒否する訳ではない)
 
昨年の7月、この年末年始に、内科において誤診、誤薬を受けた私である。
精神科だけに起こっているのかと思っていたが、たかが咽頭炎の風邪、の部位を誤診し
適切なお薬を処方出来ない内科があるのである。
目で診てわかる病気でさえ、誤診するのだから、
「目に見えない脳機能の不具合」など、精神科医の知識と臨床経験に頼るほか、ないんだよね。
精神科ほど「さじかげん」が必要な科はない。
 
しばらく、このあたりの事に関して、りじったーを書いていきます。
異論、反論、お持ちの方もおられるでしょうが、
発達障害についてのご相談、当事者さんへの福祉サービスを提供、
その数、日本で一番多く、を経験した私からの発信とさせてください。
 
「幻視があれば統合失調症ではない」
私の師からのお言葉です。

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田井みゆき(精神保健福祉士)
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